【A-Tradeコラム】そもそも広告費がなんでもらえるの?

【A-Tradeコラム】第1回から第4回では基本的な広告知識や収益予測方法をお伝えしてきましたが、そもそもなぜ広告費をもらえるのでしょうか?

テレビ、インターネット、アプリ、新聞、雑誌など、私たちの生活で”広告を見ない日はない”と言っても過言ではないほど日常の一部と化しています。
広告費を出す最大の理由といえばやはり”認知”のためですよね。どんなにいいサービスを開発、作成しても誰にも利用されなければ意味がないため、広告費を割いてでも宣伝する必要があります。

しかしただ広告費を費やすだけでは意味がありません。結果が伴わない広告費を作らないために広告主(広告代理店)はみなさんの広告効果を把握し、効果がいいパートナーとは継続、効果が悪いパートナーには停止連絡をします。みなさんがもし停止連絡をよく受け取っているのであれば、サイトや記事を改善する必要があるかもしれません。

それでは広告主は何を基準に広告効果をチェックし、広告継続を決めているのでしょうか
今回は特に大事な3つ、”ROASARPPULTV”を紹介します。

ROASはReturn On Advertising Spendの略で、日本語で総資産利益率と言われています。広告費に対して何パーセント売上を得られたかを示します。広告費をかけたのに売上が0だったら宣伝は無駄だったということになってしまいますよね。
ROASは売上÷広告費×100で求めることができます。

例えば広告費を10000円かけて売上が1000円だったとします。
ROASは1000÷10000×100=10%ということになり、広告の継続は難しいという判断になります。対して、広告費を10000円かけて売上が20000円だったということであれば20000÷10000×100=200%ということになり、広告の継続を決定することができます。

ARPPUはAverage Revenue Per Paid Userの略で課金、購入しているユーザーの平均収益額です。ARPPUが高いと広告継続につながります。
ARPPUの求め方は課金全体額(売上)÷課金者数です。

例えば全体の課金額が100000円で課金者数は50人だったとします。
100000÷50=5000でARPPU5000円ということになります。
ARPPUは日毎に求める日次ARPPUと月毎に求める月次ARPPUがあり、Aトレードでは主に月次ARPPUでみなさんの効果を見ています。
またARPU(Average Revenue Per User)というとても似ている言葉がありますが、これは1ユーザーあたりの平均課金額なので、全体売上÷ユーザー数で求めることができます。

LTVとはLife Time Valueの略で日本語で顧客生産価値と呼ばれます。
ユーザーがサービスの利用を開始してから終了するまでに、自社(広告主)にもたらした利益のことを言います。一番身近なところでいうと、みなさんが契約してい様々なサブスクは1回きりではなく、月額の金額を継続的に支払っていますよね。サービスの利用が一度きりの場合LTVは低く、継続的に遊んでくれた場合LTVは高くなります。つまり広告主は一度の課金額は少なくても、継続的にサービスを利用してくれるお客さんを獲得することに価値があると考えています。

今回はアフィリエイターさん視点ではなく、広告主視点で解説してきました。
広告主はみなさんに協力を求めていますが、結果、効果の伴わない広告費は出したくありません。広告を停止されてしまう理由がわかれば、みなさんも改善点が見えてくるのではないでしょうか。